働きがいのある在ベトナム企業ベスト100、ビナミルクが3連覇


2020/10/28
ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anphabe)と市場調査・マーケティングリサーチを手掛けるインテージ(INTAGE)はこのほど、「働きがいのある在ベトナム企業ベスト100」の2020年版を発表した。 ***

 調査の結果、乳製品製造最大手ビナミルク[VNM](Vinamilk)が3年連続で最も働きがいのある在ベトナム企業に選ばれた。同調査は、ベトナム全国における559企業、20職種の7万1460人へのアンケートをもとに企業をランク付けしたもの。

 同ランキングのトップ10は以下の通り。

働きがいのある在ベトナム企業ベスト100、ビナミルクが3連覇

1位:ビナミルク[VNM](Vinamilk)

2位:ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)

3位:ネスレ・ベトナム(Nestle Vietnam)

4位:ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)

5位:アボット(Abbott)

6位:THミルク(TH Milk)

7位:サントリーペプシコ・ベトナム・ビバレッジ(Suntory PepsiCo Vietnam Beverage)

8位:コカ・コーラ・ベトナム(Coca-Cola Vietnam)

9位:ペプシコ・フーズ・ベトナム(PepsiCo Foods Vietnam)

10位:サムスン・ビナ・エレクトロニクス(Samsung Vina Electronics)

働きがいのある在ベトナム企業ベスト100、ビナミルクが3連覇 1

 トップ100にランクインした地場企業として、VNMやVCB、ベトテル、THミルクのほか、

◇11位:ビングループ[VIC](Vingroup)、

◇12位:テーゾイジードン投資[MWG]、

◇14位:VNGコーポレーション(VNG Corporation)、

◇15位:FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)、

◇17位:マサングループ[MSN](Masan Group)、

◇19位:ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)、

◇21位:モビフォン(MobiFone)、◇23位:フーニュアン・ジュエリー[PNJ](Phu Nhuan Jewelry)、

◇24位:テクコムバンク[TCB](Techcombank)、

◇25位:ヌティフード(NutiFood)、

◇26位:アジアコマーシャル銀行[ACB](Asia Commercial Bank)、

◇28位:軍隊銀行[MBB](MBbank)などが挙げられる。

 日本企業では、7位にサントリーペプシコ・ベトナム・ビバレッジ(Suntory PepsiCo Vietnam Beverage)、

13位にエースコックベトナム(Acecook Vietnam)、

20位にソニーベトナム(Sony Viet Nam)、

22位にホンダベトナム(Honda Vietnam)、

29位にイオンベトナム(AEON Vietnam)、

33位に第一生命ベトナム(Dai-ichi Life Vietnam)、

35位にダイキンベトナム(Daikin Vietnam)などが入っている。

 

 また2020年版の調査では初めて「幸福な人材を有する企業10社」を発表し、日本企業からはエースコックベトナムとダイキンベトナムの2社がランクインした。

 調査では2020年4~9月における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響についても言及しており、調査対象企業の40%が人件費の支払いを最大の負担と回答したという。また、新型コロナ発生から6か月間に調査対象の被雇用者の51%が各種コスト削減の影響を受けていると答えた。具体的には37%が減給、32%が失業、11%がフルタイム勤務からフリーランスや季節雇用へ雇用形態が変更された。2020年下半期も企業でコスト削減の一環として積極的な人員削減が進められている。



参照元: viet-jo.com

Japan IT Works